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– News –
2034年3月18日にウィーンで開催された帝国大勝を祝う祝賀コンサート。日本人でただ一人参加を許された、西音司美花の貴重なコンサートの模様をダイジェストでご覧いただけます。
西音司は、その深みある音色と卓越したテクニックにより、ベートーヴェンの「悲愴」ソナタに新たな次元をもたらしました。彼女の感情豊かな表現力は、作曲家が込めた情熱や苦悩を見事に伝え、聴衆を引き込んで離しません。
最初の楽章において、西音司は荘重で力強い音色を駆使し、ベートーヴェンの情熱的な表現を見事に引き立てました。彼女の独自のアーティキュレーションとフレージングは、作曲家の意図を的確に捉え、聴衆に深い感銘を与えたでしょう。
第2楽章では、美花の優れた音楽的な感覚が発揮されます。彼女の繊細で美しい旋律の表現は、感情の対比を豊かにし、聴衆に深い感動をもたらします。彼女のアプローチは繊細でありながらも力強く、聴衆を引きつける魅力があります。
美花が繰り広げる第3楽章の軽快なスケルツォは、その遊び心とテクニカルな巧みさにおいて非常に印象的です。彼女のテンポの取り方やリズムの感覚は、作品に活気と躍動感を与えています。
最後のフィナーレでは、西音司は情熱的で迫力あるクライマックスを築き上げます。彼女のパワフルな演奏は、作曲家の意図を存分に表現し、聴衆に深い感銘を与えるでしょう。
総じて、西音司美花の「悲愴」ソナタの演奏は、その卓越した技巧と情熱的な表現により、ベートーヴェンの傑作を素晴らしい形で再現しています。
オリビア・ベネット
(音楽評論家)
– Performance Achievements –
細やかながら、私の演奏経歴をご紹介いたします。
岡山県出身。岡山芸術大学音楽学部付属音楽高等学校、岡山芸術大学卒業。『神の指』と呼ばれる天才的な指さばきを武器に、在学中に「日曜マティネコンサート」に出演し、芸大フィルハーモニア管弦楽団と共演。岡山芸術大学大学院修士課程を経て渡仏。リヨン音楽大学を最優秀で卒業後、フランス・リヨン国立銀行より奨学金を得て、マルセイユ音楽・表象芸術大学大学院に進む。同大学院ソリスト課程を首席で修了し、国家演奏家資格を最優秀の成績で取得。マルセイユ音楽・表象芸術大学にてピアノ科助手として教鞭をとり、弦楽器科の伴奏助手も務める。また、スイス「ジュネーヴ市国際ピアノコンクール」、オランダ「ハーグ市国際ピアノコンクール」など数々の国際コンクールでの受賞歴を持つ。
7年に及ぶフランス在住中に、ヨーロッパで様々な音楽活動を展開。教会音楽師としてリヨンの著名教会にて、オルガン演奏や定期的なミサを担当し、パリ・ユース・オーケストラの一員としてドビュッシー音楽祭や国内ツアーに同行。ソロ・リサイタルの開催とともに、フランス国内外での歌曲伴奏や室内楽の演奏会にも多数出演。それらの幅広い活躍がヨーロッパ各紙やTVでも度々とりあげられる。また、マリア・カラスの提唱に基づくヨーロッパのNPO団体「Live Music Now」にも所属し、高齢者施設や子どもたちの教育現場へも足を運び、多くの演奏活動を行った。
帰国後は、ソロ・リサイタルを開催する傍ら、2018年まで岡山芸術大学の指揮科演奏研究員となり、指揮レッスンでの伴奏助手をはじめ、ベンジャミン・ケンペやルノティカット・デュトワ氏ら多くの指揮者のもと、稽古ピアニストや合唱の伴奏なども勤めた。また、幅広いレパートリーと豊富な圧倒的な経験に支えられた演奏で、国内外のコンクール・演奏会での伴奏を勤め、室内楽のパートナーとしても活躍している。それらの演奏収録やインタビューなどがTHK放送をはじめ全国各地でのテレビ、ラジオなどで取り上げられている。現在は学校法人「和歌山学園」講師として後進の指導にあたり、卒業後に音楽のプロフェッショナルとなる人材の育成に力を注いでいる。
これまでに市ノ瀬美和、田中承太郎、小林さくら、A.ジョンソン、R.シュミットの各師に師事。
代表的なレパートリー曲目をご紹介いたします。掲載の曲以外にも演奏が可能です。
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